
近視進行抑制治療
当院では近視抑制治療にも取り組んでいます。
近年世界中で子供たちの近視が急速に増え、社会問題となっています。原因としては、子供たちが外で遊ぶ機会が減り、スマホ・iPadなどのデジタル機器の使用時間の増加が影響していると言われています。 当院では子供たちの近視進行に対し、積極的に治療をおこなっています。特に両親が近視の方、小さい時から近視の子供は、進行しやすいです。近視が強いことで将来引き起こされる可能性のある眼の病気(例えば、近視性黄斑症・網膜剥離など)を減らす事が大切です。
近視を治すことはできませんが、近視の進行をすこしでも軽減する事が出来ればと考えています。
当院では屈折検査に加え眼軸長(目の奥行きの長さ)を計測します。

近視の強さは、屈折度数により分類されます。屈折度数の単位はジオプタ―(D)が用いられています。
弱度近視 :-0.5D以上-3.0D未満
中等度近視:–3.0D以上-6.0D未満
強度近視 :-6.0D以上
単純近視と病的近視という分け方もあります。
単純近視は眼鏡で容易に矯正できるものですが、病的近視は眼球後部の変形を生じ、眼鏡をかけても矯正されない状態です。近視による眼球形状変化は視神経や網膜に障害を生じて視力が出にくくなります。
既報では、眼軸に関して
・6歳~8歳で24.5mm
・9歳~12歳で26.0mm
・13歳以降で5mm以上の場合、病的近視を疑うとしています。
近視に関しまして、当院へお気軽にご相談下さい。